デジタルコマースのインフラを提供する大手企業Shopifyが、新たに「Carbon Commerce」というプラットフォームを立ち上げ、CO2クレジットのオンライン売買を簡素化しました。このプラットフォームは、カーボンクレジットの供給者が複雑な手続きを省き、オンラインで手軽に取引できるように設計されています。
Carbon Commerceは、カーボンクレジットを他の商品と同様に簡単に販売できる仕組みを提供し、取引を促進することが期待されています。売り手は、広範な購買ネットワークにアクセスでき、すでにHeirloomやGraphyte、Grassroots Carbonといった業界の主要企業が参加しています。
このプラットフォームは、在庫管理システムやデータ管理サービスを備えており、登録機関との連携もスムーズです。また、企業向けの長期契約や月額サブスクリプションなど、多様な販売形式に対応しています。
Shopifyのサステナビリティ運営責任者であるデビッド・ヴラニカー氏は、「Shopifyのコマースインフラを活用し、カーボンクレジットの売買をシンプルかつ信頼性の高いものにする」と述べました。
このプラットフォームの導入は、Shopifyが2019年に設立した「サステナビリティファンド」の一環として、グローバルな気候対策に貢献する取り組みの一部となっています
【参考文献】
Carbon Herald. Introducing Carbon Commerce By Shopify – A New CO2 Credits Platform