Green Carbon(東京都港区)は9月18日、住信SBIネット銀行(同)と、森林・農業分野でのネイチャーベースのカーボンクレジット創出で協業を開始すると発表した。この取り組みには、住信SBIの子会社であるTHEMIX Green(テミクス・グリーン/同)も参画する。
中干し延長や間断灌漑などの手法を活用
カーボンクレジット創出に向けては、以下のようなプロジェクトを推進していく。
- 国内での中干し期間延長によるメタンガス削減プロジェクト
- 東南アジアでのマングローブ植林プロジェクト
- 東南アジアでの間断灌漑(AWD)を通じたメタンガス削減プロジェクト
- 国内外でのバイオ炭の農地施用による土壌への炭素貯留プロジェクト
- 国内外での森林保全プロジェクト
また、3社は、J-クレジット制度の利用にとどまらず、海外でのボランタリークレジットや二国間クレジット制度(JCM)などの利用も視野に入れ、事業の拡大を図るとしている。
Green Carbonは、国内、東南アジアを中心にカーボンクレジット創出・販売支援事業を展開している。
国内の取り組みでは、2024年1月に、日本初かつ最大規模のJ-クレジット認証を取得。東南アジアでは、水田の間断灌漑を通じたメタンガス削減によるクレジット創出やバイオ炭を活用したプロジェクトなどを推進している。
住信SBIネット銀行は2023年10月、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの加速を目的に、テミクス・グリーンを設立。同社を通じ、森林由来のJ-クレジット創出支援や林業の課題解決に取り組んでいる。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/76db4983-3fbc-4bb7-a7a9-db340185f706