エナーバンク(東京都中央区)は1月14日、信金中央金庫(信金中金/同)との連携開始を発表した。信用金庫の取引先の再エネ調達を支援し、地域のCO2排出量削減につなげる。
3つのソリューションを提供し、企業の脱炭素化を支援
エナーバンクは今回、信金中金を通じて、CO2排出量や電力コスト削減を希望する中小企業に対し、「エネオク」「グリーンチケット」「ソラレコ」の3つのソリューションを提供。事業者の選定や価格交渉などの手続きを代行する。
各ソリューションの概要は以下の通り。
エネオク
複数ある小売電気事業者の中から安価で希望する条件(再エネ比率など)に合致した先を選定し、最適な電力契約の締結を支援するリバースオークション型のプラットフォーム。完全無料で利用でき、電力契約の見
グリーンチケット
カーボンオフセットを支援する脱炭素化メニュー。CO2排出量の相殺を希望する企業に対し、グリーン電力証書やFIT非化石証書、J-クレジットの購入をサポートするほか、再エネ発電に取り組む企業に対しは、グリーン電力証書発行の支援も行う。
ソラレコ
太陽光発電設備の導入を目指す企業の取り組みをサポートするサービス。利用者は、自己所有または第三者所有モデル(リース・オンサイトPPA)方式で提供する複数の太陽光発電設備事業者から、希望に合う先を選定する。無料マッチングのほか、有償による太陽光発電設備導入に向けたコンサルティングサービスもあり。
信用金庫業界全体の価値向上に向けて
エナーバンクはこれまで、企業の脱炭素化に向けて需要家目線の調達プラットフォームを開発・運営してきた。また、近年は自治体との連携強化も進めている。
今後は、信金中金との連携を通じて、中小企業の脱炭素化を加速させるとともに、「信用金庫=グリーン」というブランドイメージの構築を後押しし、信用金庫業界全体の価値向上を目指す。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/4906f92f-b18c-404d-993f-29d8de232aaf