国交省、港湾ターミナルの脱炭素化を評価 認証制度を創設

国土交通省は3月21日、港湾のターミナルにおける脱炭素化の取り組みを客観的に評価する認証制度「CNP認証(コンテナターミナル)」を創設したと発表した。脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニア等の受入環境の整備等を図るカーボンニュートラルポート(CNP)の形成を促進する。

6月頃から申請受付

この制度の対象は国内の港湾のターミナルで、当面はコンテナターミナルを認証等の対象とする。6月頃(予定)より申請を受け付け、運用を行っていく。申請は、一体的に運営されるターミナル単位で行う。申請者は、港湾管理者が運営する公共ターミナルの場合は港湾管理者、民間事業者が運営する公共ターミナルの場合は借受者又はターミナルオペレーター等となる。認証の有効期間は3年。申請料は無料。

評価は、ターミナルにおける脱炭素化の取り組みの実施状況に応じてレベル1からレベル5までの多段階の認証レベルで評価する。

(出所:国土交通省)

(出所:国土交通省)

ターミナルの脱炭素化の道筋が具体的に

国土交通省では、カーボンニュートラルポート(CNP)の形成を推進している。今回の制度は、CNPの形成に向けたコンテナターミナルにおける脱炭素化の取り組みの透明化を図り客観的に評価することにより、その取り組みを促進することを目的としている。国土交通省では、この認証制度の創設に向けて、検討会において議論を重ねてきた。これまでの議論を踏まえ、今般、「CNP認証」を取りまとめ、制度を創設した。

CNP認証の意義として、ターミナルの脱炭素化の評価項目・指標が示されることにより、ターミナルの脱炭素化の道筋が具体的になり、取評価は、ターミナルにおける脱炭素化の取り組みの実施状況に応じてレベル1からレベル5までの多段階の認証レベルで評価する。

認証取得のメリットとしては、脱炭素化の取り組みの成果について、国土交通省港湾局による客観的な評価として示すことができることや、脱炭素化による企業価値の向上に取り組む港湾ユーザー(荷主、船社、物流事業者等)や資金調達先(投資家、金融機関等)、社会全体に対するPRツールとして活用できること等をあげている。

また、認証制度を評価軸とする港湾ターミナルの脱炭素化の海外への発信・普及拡大等により、世界レベルで港湾と海運の脱炭素化を進める「グリーン海運回廊」について、日本が主導した実現に寄与する。

【参考】
国土交通省ー港湾のターミナルの脱炭素化の取り組みを評価する認証制度「CNP認証(コンテナターミナル)」を創設しました!

【引用】
環境ビジネス.

最新情報

最新情報
関連用語
関連動画
  1. 初のCNP認証 5つの港湾ターミナルの脱炭素化を評価 博多港に最高レベル

  2. 米国農務省が国産肥料生産のために6つのバイオ炭プロジェクトに1億2000万ドルを授与

  3. Carbon EX社とアスエネ、北日本銀行が業務提携。カーボンクレジット・排出権取引所を活用し、企業の脱炭素経営を支援

  4. EU-ETS:カーボンクレジットの価格動向

  5. 「エネルギー白書2025」閣議決定 ペロブスカイト利用促進などに言及

  6. 商船三井、欧州グリーン回廊開発に参画 低炭素燃料を活用

  7. 26年度の第2フェーズを前に、次期GXリーグの制度設計とりまとめ 経産省

  8. サウジアラビア、脱炭素化と経済多様化を推進するため炭素クレジット取引所を設立

  9. バイウィル、シリーズAで3億円を資金調達

  10. UPDATER、青森県佐井村のGX・SX支援 再エネ供給モデル構築など

  11. NECと八千代エンジ、インドネシアで気候変動リスクを可視化 調査開始

  12. 早大、日建設計との研究成果をまちづくりに実装へ UR都市と連携協定締結

  1. Verra(ヴェラ/ベラ)とは|用語集・意味

  2. カーボンクレジット市場の包括ガイド~基本概念から投資戦略まで~

  3. 脱炭素への取り組みを評価する世界基準となる「ACT」=低炭素移行評価の導入を支援する企業が、福岡市に設立されました。

  4. 炭素回収・貯留 (Carbon Capture and Storage, CCS)|用語集・意味

  5. グリーンエネルギー (Green Energy)|用語集・意味

  6. グリーントランスフォーメーション(GX)|用語集・意味

  7. 炭素証書 (Carbon Certificate)|用語集・意味

  8. 来月、閉鎖されるENEOSの和歌山製油所の跡地が、脱炭素社会のモデル地区として再整備されることになりました。

  9. “現代のゴールドラッシュ”とも言われる動きを取材しました。また、日本では、空気中の二酸化炭素を取り除く技術の開発が始まっています。

  10. カーボンレジストリ (Carbon Registry)|用語集・意味

  11. 温室効果ガス (Greenhouse Gas, GHG)|用語集・意味

  12. 【政府】2040年に向け脱炭素化など国家戦略策定へ

  1. ゴールドスタンダード認証温室効果ガス削減プロジェクト(Gold Standard Voluntary Emission Reduction, GS VER)|用語集・意味

  2. カーボンクレジット市場の包括ガイド~基本概念から投資戦略まで~

  3. バイオマスとは|用語集・意味

  4. グリーン成長戦略とは|用語集・意味

  5. キャップ・アンド・トレード (Cap-and-Trade)|用語集・意味

  6. カーボンリムーバル(Carbon Removal)|用語集・意味

  7. REDD+(Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation)|用語集・意味

  8. 【気候変動と脱炭素ビジネス②】日本の課題はトヨタと原子力発電所

  9. 炭素隔離 (Carbon Sequestration)|用語集・意味

  10. 再生可能エネルギーとは|用語集・意味

  11. 来月、閉鎖されるENEOSの和歌山製油所の跡地が、脱炭素社会のモデル地区として再整備されることになりました。

  12. カーボンファイナンス (Carbon Finance)|用語集・意味