日置電機(長野県上田市)は4月14日、徒歩によりCO2を削減する実証実験を開始すると発表した。上田市健康推進課が作成した健康づくり応援アプリ「うえいく」を活用し行動変容を促す。
自動車移動とのCO2削減量を比較
同社は、長野県が提唱する「公共交通利用者を1億人に増やす計画」に賛同し、2024年にはバスを中心としたCO2削減の実証実験を行った。
2025年6月からは、新たに上田電鉄別所線を利用する通勤者を対象とした実証を開始する。今回の取り組みは、この関連として実施するもので、公共交通機関を利用せずに通勤する人を対象とする。
「うえいく」アプリを使って、歩数記録を移動距離に換算し、CO2削減量を算出。自動車を利用した場合と比較することで、社員の意識向上を図る。
実証には、同社のほか、長野県、上田市、しなの鉄道(長野県上田市)、上田電鉄(同)、上田バス(同)、TicketQR(同)、千曲バス(同・佐久市)、和晃(同・坂城町)、NPO法人上田市民エネルギーが参画する。
健康促進アプリ「うえいく」の概要
同アプリは、歩数計機能のほか、仮想的に地図上を歩く「バーチャルの旅」や地図と連動したスタンプラリーなどの機能を搭載するウォーキングのためのツール。日常生活の中で健康への関心を高め、楽しみながら健康づくりが進められる。

「うえいく」(出所:上田市)
【参考】
上田市―HIOKI(日置電機株式会社)と連携し、通勤移動をマイカーから公共交通機関へ転換する実証実験を実施します
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/947cb0b3-978a-493d-8cbb-ae500cdf37ad