ONE-VALUE株式会社は、ベトナム大手林業公社ビナフォー社および日系企業と共同で、ベトナムにおける森林のCO2吸収量を見える化する実証実験に成功しました。この取り組みは、総務省の委託案件であり、ベトナム初の試みです。ベトナムは豊富な森林資源を有し、その森林由来のカーボンクレジットには高いポテンシャルがありますが、これまでその正確な算出は難しいとされていました。
実験はベトナム南部ドンナイ省の林地で行われ、日本のICTソリューションを用いてCO2吸収量を推定しました。その結果、ベトナムの森林カーボンクレジットのポテンシャルは約2兆6,730億円に上ると試算されました。これは、農村部人口の年間所得の約45%に相当する額です。この成果は、ベトナムの林業事業者にとって、今後のカーボンクレジット市場設立に向けた重要な一歩となるでしょう。
今後、ONE-VALUE株式会社は、さらに精度の高い実証実験を展開し、ベトナムの森林カーボンクレジット発行に寄与することを目指しています。
【引用】
ONE-VALUE株式会社、PR TIMES. 日系企業で初めてベトナムで森林におけるCO2吸収量の推定見える化に成功【ONE-VALUE(株)】総務省委託案件