ゼロボード(東京都港区)は7月7日、ベトナムでIoTデータの収集・監視・分析に関する事業を手がけるUdata(ウダタ社)と戦略的提携を締結し、「Zeroboard」のホワイトラベル製品「Uzero(ユーゼロ)-powered by Zeroboard」を、同国で展開すると発表した。現地市場に合わせ排出係数マスターをセットする。
両社のツールをAPI連携させ、脱炭素化にまつわる作業を効率化
具体的には、ウダタ社が展開する「Udataプラットフォーム」と「Uzero-powered by Zeroboard」をAPI連携させ、各種工場におけるエネルギー使用量などのデータを連携できるよう開発していく予定だ。従来の手入力に代わり、IoT機器からの自動データ収集機能を統合することで、データ収集や管理の効率化を図る。

締結式の様子(出所:ゼロボード)
ベトナムで加速する脱炭素化 ゼロボードが現地企業の測定などに貢献
ベトナムは2050年のカーボンニュートラル実現を掲げ、2022年発表の第2次改訂NDC(国家決定貢献)では国内支援および国際支援シナリオにおいて、現状維持シナリオと比較して、それぞれ9%削減から15.8%削減、27%削減から43.5%削減に目標を引き上げた。同国の企業には、国家の測定・報告・検証(MRV)システムへの定期報告と、製品やサプライチェーン全体の排出削減への対応が求められている。
ゼロボードはAPAC(アジア太平洋)で脱炭素支援を展開していることから、ベトナム企業の脱炭素化への取り組みを支援するため、Udataと提携し「Zeroboard」のホワイトラベル製品を共同で展開することとした。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/80ca0598-644e-4710-b821-6cba77bbc098