北海道ガス(北海道札幌市)は6月9日、美瑛町、美瑛町農業協同組合、美瑛町森林組合の3者と連携協定を締結した。4者は、環境価値の地産地消・地域活性化に取り組み、美瑛町全体で、2050年度までにCO2排出量実質ゼロと地域経済活性化を後押しする。
エネルギーの脱炭素化と地産地消を実現
今回の協定が掲げる4つの連携項目。主な連携事項は、以下の通り。
- 環境価値や再生可能エネルギーの活用を推進し、エネルギーの脱炭素化・地産地消を実現すること
- 所有施設における省エネ・レジリエンスに関すること
- 農業、林業、観光業等の脱炭素化及び活性化を実現すること
- ふるさと納税や地域産品等の魅力度向上に関すること
J-クレジットで森林資源を地域の力に
同協定によって、創出が見込まれている全体で年間約6,500トンのJ-クレジットは、年間約6500tで、このうち4000tは町保有の森林から創出されるという。
北ガスは3者と協力し、美瑛町内の森林を活用したJ-クレジットの創出から環境価値の地産地消までを支援する。具体的には、カーボン・オフセットエネルギーを利用した町内施設の脱炭素化や、観光・農業・林業といった同町の基幹産業へのJ-クレジットの活用を進める。
これにより、同町で課題となっているオーバーツーリズムに対しても、J-クレジットを利活用することで環境配慮型の観光地であることをアピールし、環境価値の地産地消と地域の活性化を実現する狙いだ。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/ec9b465b-e36f-4b95-88f7-d1796431623a