北海道津別町とソフトバンクグループ社、森林資源を活かしたCNで連携

北海道津別町とステラーグリーン(東京都中央区)は6月27日、「カーボンニュートラルの実現に向けた連携協定」を締結した。この協定により両者は、地域森林資源の可視化・価値化を通じたカーボンニュートラルの実現と、新たな環境価値創出に向けた取り組みを進めていく。

再エネ導入や地域資源の有効活用など

具体的には、森林資源を活用したカーボンクレジットの創出や再生可能エネルギーの導入、地域資源の有効活用など、多岐にわたり活動する予定だとする。

連携事項は以下の通り。

  • 脱炭素社会の実現に向けた取り組みに関すること
  • 地域資源の活用に関すること
  • 森林カーボンクレジットの創出にかかる実証事業に関すること
  • 持続可能な一次産業(農林水産業等)の推進に関すること
  • 地域資源を活用した事業の推進に関すること
  • その他地域活性化に関すること

協定調印式の様子(出所:SBプレイヤーズ)

協定調印式の様子(出所:SBプレイヤーズ)

「森林が9割」の津別町 豊かな自然資本を脱炭素化に活用

森林率が約9割(86%)を占める津別町は、オホーツク地域の南東部に位置する。環境保全と地域活性化の両立を目指すため、2007年に「津別町バイオマスタウン構想」、2014年に「津別町環境基本計画」を策定し、木質バイオマスエネルギーの地産地消や森林管理認証取得支援事業などに取り組んできた。町の森林資源を活用し脱炭素化を推進するため、両社は今回、連携協定を締結した。

ステラーグリーンは、ソフトバンクグループ・SBプレイヤーズ(東京都中央区)の100%子会社で、森林カーボンクレジット創出支援事業を展開する。2025年1月には、北海道弟子屈町と森林カーボンクレジット創出で提携を発表している。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/56a9a587-7302-4e91-8a61-546cbd3e7921

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