千葉大学は1月20日、西千葉キャンパスにおいて今年度の「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」の資格認定証授与式を昨年末に実施したと発表した。大学の環境マネジメントシステムの運用に貢献した「環境ISO学生委員会」の3年生45人が新たに資格を取得した。
千葉大独自の環境マネジメントシステムを実践
千葉大では、環境・エネルギーマネジメントシステム(EMS)の構築と運用を、学生の実務教育の機会と捉え、学生主体による「環境マネジメントシステム実習」を授業に取り入れている。
1年次はEMSの理解や仕事の進め方、内部監査などのノウハウの習得とともに、環境ISO学生委員会の環境活動に参加。2年次はリーダーとなり、10~30人程度の班員を牽引して、さまざまな活動・業務を行うほか、EMSの根幹に関わる「基礎研修講師」「内部監査員」「外部審査の議事録作成」などの実務を担当する。3年次には、2年間の経験を基に、自治体や企業のEMS関連部署などで5日間のインターン科目(希望者のみ)を行う。さらに、インターン科目とは別に、3年次まで学生委員として大学のEMSに貢献した学生には、「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」という学内資格が与えられる。
今回新たに45人が取得したことで、同資格取得者は累計774人となった。
同大学は今後も、同認定取得者の拡大を図るとともに、企業と連携したプロジェクト活動を継続し、SDGs達成につなげていく。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/256ebca6-1793-430f-b550-8805c08e57a1