商船三井(東京都港区)と丸紅(東京都千代田区)は1月20日、自然ベースの吸収・除去系カーボンクレジットの創出・売買・代理償却を行う新会社「Marubeni MOL Forests(マルベニ エムオーエル フォレスツ)」を合弁設立に向け、株主間契約を締結した。
新会社の第1号プロジェクトとして、インドにおける1万haの新規植林を予定しており、2028年以降のカーボンクレジットの取り扱い開始を目指す。
世界が注目する「吸収・除去系カーボンクレジット」
近年、世界的な脱炭素化の動きが加速している中、CO2を大気中から直接吸収・除去する「吸収・除去系カーボンクレジット」への注目が高まっている。排出削減だけでは達成が難しい「ネットゼロ」目標の実現に不可欠とされており、新規植林による炭素吸収やCCSなど、炭素回収・貯留技術を活用した吸収・除去系カーボンクレジット市場のさらなる拡大が見込まれている。
特に、自然ベースの吸収・除去系カーボンクレジットは、CO2の吸収だけでなく、生物多様性の保全、土壌の改善、水源の涵養など、気候変動対策と自然環境保護を同時に実現する「ネイチャーポジティブ(自然再興)」な取り組みとして注目されている。
このような背景を踏まえ、両社は新会社を設立し、自然ベースの吸収・除去系カーボンクレジットの創出と供給を進めることを決定した。
商船三井は、同事業が環境ビジョン「2030年までに累計220万トンのCO2除去に貢献する」という目標の達成に寄与すると評価。丸紅はGHG削減活動を通じたカーボンクレジットの創出およびトレードを実施しており、今後も脱炭素化の推進と持続可能な社会の実現を目指す。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/05564306-8fb3-4fbf-8b5e-bb6ca67d0652