大光銀行(新潟県長岡市)は10月7日、伊藤忠丸紅鉄鋼(東京都中央区)と業務提携し、同社が提供する脱炭素トータルソリューション「MIeCO2(ミエコ)」を、大光銀行の取引先企業に向けて提供開始したと発表した。
鉄鋼関連業界や製造業において知見を持つ伊藤忠丸紅鉄鋼と連携することで、同行の主要な取引先である中堅・中小企業の脱炭素化を「一気通貫」で支援する。
地域企業の脱炭素化経営を後押し
脱炭素トータルソリューション「ミエコ」で提供するサービス内容は、以下の通り。
- CO2排出量算定ツールの導入支援
- スコープ1、2、3の算定支援
- カーボンフットプリント(CFP)算定・SBT認証取得などのコンサルティング支援
- サステナビリティ経営を活かしたPR・ブランディング支援
また、各種セミナーなども共同開催する。
この業務提携において大光銀行は、地域に根ざした金融機関として取引先企業の脱炭素・サステナビリティ経営に伴走し、総合的な支援を行う。一方の伊藤忠丸紅鉄鋼は、鉄鋼関連業界や製造業における知見を活かし、脱炭素ソリューション「ミエコ」を中心とした専門サービスを提供する。
今後、取引先企業の業種・業態に応じて提供メニューのバリエーションを増やし、脱炭素化を通じた企業価値の向上を後押しする。
「2050新潟カーボンゼロチャレンジ」に取り組む地元企業を支援
新潟県は、「2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ」を掲げ、「2050新潟カーボンゼロチャレンジ」に取り組み、県民・事業者・行政が一体となり地球温暖化対策を推進している。
また、大手企業を中心にサプライチェーン全体でのCO2排出量の開示・削減が進む中、同行の主要な取引先である中堅・中小企業においても、脱炭素経営の強化が求められている。こうした状況を踏まえ、伊藤忠丸紅鉄鋼と連携し、脱炭素化支援サービスの提供を開始した。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/d0143692-cafc-4fdf-ba36-8bc883c852d6