物価高で高まる節約意識 家庭の「フードロス」削減に貢献 クラダシ調査

ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシ(東京都品川区)は10月30日、物価高騰下の食生活やフードロス意識に関する調査結果を公表した。家庭でのフードロスが「減った」と回答した世帯のうち、51.2%が「節約意識の高まり」が要因と回答。価格高騰下での節約志向の強まりが、結果的に食品廃棄の削減へとつながっている実態が浮き彫りとなった。

価物価高騰下の意識変化を調査

同調査は、消費者庁が定めた10月の「食品ロス削減月間」に合わせて実施したもの。物価高騰が生活者の購買行動や環境意識に与える影響の把握とフードロス削減推進に活かすことが目的で、過去3年の同時期調査と比較して分析を行った。

過去1年でフードロスが「減った」約42%、節約意識が高まり奏功

調査によると、家庭でのフードロスが「減った」と回答した世帯は41.9%を占め、そのうち過半数を超える51.2%が「節約意識の高まり」を主な要因とした。物価上昇により「もったいない」と感じる意識が強まり、食品を無駄にしない行動が、フードロス削減への貢献につながったと解説している。

「フードロス量が減った」との回答のうち、意識したことをの調査結果(出所:クラダシ)

「フードロス量が減った」との回答のうち、意識したことをの調査結果(出所:クラダシ)

3割強が「食材を使い切れず」廃棄

家庭での食品が廃棄される主な原因についての回答は、「食材の余り(使い切れない)」(34.6%)が最も多かった。次いで「消費期限切れ」(31.3%)が続いた。

一方で、「ロスを出さない」「必ず食べきるようにしている」が3.7%と、フードロス削減に向けた意識も醸成されつつあると評価した。

「食品が廃棄される主な原因」への回答(出所:クラダシ)

「食品が廃棄される主な原因」への回答(出所:クラダシ)

フードロスの課題の認知度が向上

また、フードロスの課題を「よく知っている」と答えた人は53.6%で、3〜4年前から約5〜7ポイント増加。企業の取り組みやメディアでの報道、小売店でのフードロス削減表示の増加などを背景に、消費者のフードロスへの意識が高まっていることが推察できるとした。

「『フードロス』が問題になっていることを知っているか」への回答(出所:クラダシ)

「『フードロス』が問題になっていることを知っているか」への回答(出所:クラダシ)

高まる節約志向、買い控え・「お得」度重視など購買行動も変化

食品の値上げを受け、「よりお得に購入するようになった」と回答した人は47.3%で、前年より3.2ポイント増加した。特に「米・雑穀」の値上げを感じる人が69.8%と最多で、24.9%が購入を控えるようになっているという。

一方、規格外品や賞味期限の短い商品を「品質に問題がなければ気にしない」とする回答は91.0%に達し、価格と環境を両立させる購買行動が広がっている。

物価高騰により、価格重視の購買や購入頻度の調整、必要最低限の食材購入のみなどの節約志向が高まっていることが現れた。

調査概要

調査名は「物価高で変わる食生活とフードロス意識」に関するアンケート。10月9日~23日までインターネットで実施し、同社サービスを利用する2436名から回答を得た。

同調査を実施したクラダシは、今回の結果を踏まえ、メーカーの在庫削減と生活者の家計支援を両立させる取り組みを進めていく考えだ。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/75bf6088-d951-43a1-bcce-817215aa669c

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