東京都は3月28日、2024年度「GX関連外国企業進出支援事業」において、海外7社を選定したと発表した。2024年度は、20の国と地域59社から応募があった。
高エネルギー密度型小型バッテリー開発の米企業などを選出
同事業は、GX関連分野で高い技術力を持つ外国企業の都内進出について、重点的・集中的に支援するもの。外国企業と都内企業との協業によるイノベーションの創出、マーケットの拡大などを通じてGXを加速し、脱炭素社会の実現、サステナブル・リカバリーの推進につなげることを目的としている。
採択された7社および事業概要は、以下の通り。
Trevi Systems(米国):独自に開発した正浸透技術を活用し、従来よりも持続可能かつ効率的に海水の淡水化や濃縮を行う水処理システムの開発に注力している
BluWave(カナダ):独自に開発した再エネの発電量や電力の消費量を正確に予測するAIプラットフォームにより、高度な需給調整を行っている。
Circularise(オランダ):ブロックチェーンを活用し、サプライチェーンにおけるCO2排出量などのデータを記録する電子タグおよび排出量測定での透明性と機密性を両立する台帳管理システムを開発した。
Eatron Technologies(英国):バッテリーの劣化予測などを行うAI搭載ソフトウェアを開発。これによりモビリティ領域など多用途で利用されるバッテリーの性能を最大限引き出すマネジメントを実現する。
Nyobolt(英国):独自の急速充電セル技術を用いた高エネルギー密度の小型バッテリーを開発。バッテリーの充電能力の低下を抑えながら充電時間を大幅に短縮する。
Tokamak Energy(英国):独自開発した高性能高温超伝導(HTS)磁石により、1億℃を超えるプラズマを生成可能な小型トカマク装置を開発した。この技術を応用し、現在は核融合エネルギー発電の実現に向けた核融合炉の開発を進めている。
Unravel Carbon(シンガポール):AIを活用し、サプライチェーン全体の企業取引によるGHG排出量をリアルタイムで測定するなど企業の脱炭素化を支援している。
【参考】
東京都―GX関連外国企業進出支援事業による都内進出企業の公表について
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/321e7014-27a0-46fc-856c-dfca44a13091