Amazon、日本国内に低炭素型DC開設 水源滋養計画実施も発表

米Amazonは1月31日、関連会社のアマゾン ウェブ サービス(AWS)が、日本に新設するデータセンター(DC)建設において、低炭素型コンクリートを採用したと発表した。また、同日、山梨県丹波山村と共同で、日本初の水源涵養プロジェクトを今後10年にわたり実施することも明らかにした。

2027年までに日本国内DC開発資金として2兆2600億円を投入

採用された低炭素型コンクリートは、日本国内では環境配慮型と呼ばれるもので、従来型と比べて、エンボディドカーボン(建設資材の製造・輸送・設置・保守・廃棄で生じるCO2排出量)が64%抑えられる。

今回の新DC建設は、クラウドとAIサービスに対する顧客需要の拡大対応を目的としたもので、AWSは2027年までに日本国内で2兆2600億円を投資する方針を示している。この計画により、国内では年間平均3万500人以上の雇用が創出される見込みで、同社は、多様な企業のDX推進やAWSパートナーネットワーク(APN)の強化、電力網における再エネ利用拡大につなげたい考えだ。

AWSジャパン合同会社 代表執行役員社長の白幡 晶彦氏は、今回の取り組みについて、「DC建設におけるエンボディドカーボン削減は複雑な挑戦だが、日本におけるコンクリートの脱炭素化の加速に貢献できることに誇りを感じる」と述べた。同社は今後の東京・大阪の各リージョンDC拡充計画においても、環境に配慮した設計と建設を行う方針だ。

年間1億3000万リットル以上の水を地域社会に還元

丹波山村の森林は、水質保全や数百万人への水供給において重要な役割を担うことから、大部分が東京都水道局により「水源林」に指定されている。

丹波山村と開始する水源涵養プロジェクトは、森林の状態を改善を通じて水資源を確保・強化を図る事業で、毎年1億3000万リットル以上の水が地域社会に還元されるという。また、プロジェクトの森林保全活動には、樹木間の競争を緩和するための間伐や剪定、若木などの成長管理が含まれており、地下水の補充や水の利用可能性の向上も期待される。

AWSは現在、東京リージョンのDCへの水供給源として丹波山村の水を活用しており、今回のプロジェクトを通じて地域社会に貢献できると、取り組みの意義を強調する。また、AWSは、2030年までにウォーターポジティブを達成というグローバル目標を掲げており、この達成につながるとしている。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/67abae90-bd2d-4687-b710-94e9571b2b4b

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