一般社団法人ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(NCCC)は、独自の「NCCCカーボンスタンダード」を確立し、初のボランタリーカーボンクレジットを認証しました。この取り組みは、自然資本を活用し、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブを推進することを目的としています。認証されたクレジットは、岡山県赤磐市のメガソーラーパネルサイトで草地化した約50haの土地に基づくもので、土壌有機炭素の蓄積による炭素除去が評価されました。このプロジェクトは、特許技術を用いた「ユニティーグリーン工法」により、土壌の緑化を通じて炭素固定を実現しています。
NCCCのカーボンクレジット認証規約は、日本の遅れたカーボンクレジット市場に新たな基準を提示し、成長を促進する重要な役割を果たすことが期待されています。今回の認証プロジェクトである「赤磐草地プロジェクト」では、777t-CO2eのクレジットが認証され、2021年11月に開始されました。
今後、NCCCは地域ステークホルダーと協力しながら、ボランタリーカーボンクレジットの認証事業を全国に展開し、地域経済の発展や地方創生、第一次産業の振興に貢献することを目指しています。さらに、aiESGと連携して企業のESGリスク評価や気候変動対応のソリューションを提供することで、中小企業の課題解決にも寄与していきます。
【引用】
PR TIMES. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000141392.html