西武リアルティソリューションズ(東京都豊島区)は10月31日、森林保全プロジェクトを本格始動し、全国18地区を「西武の森」に指定したと発表した。
2030年までに、全国に保有する事業地を含む約1億m2におよぶ社有地のうち、30%に相当する約3000万m2を環境保全推進地区「西武の森」とし、各地区で環境保全活動を展開する。
ネイチャーポジティブ、CO2削減などを推進
西武グループは2024年5月、社会課題やグループの事業環境を踏まえ、6つのマテリアリティ(重要テーマ)を設定した。今回のプロジェクトは、マテリアリティのうち「脱炭素・資源有効活用」を中心に生物多様性の保全や自然資本の維持に関する取り組みに基づくもの。
今後は、遊休地・事業地を問わず、全国各地の大規模森林原野を中心に、過去に閉鎖した事業所等でのネイチャーポジティブ活動や森林整備によるCO2削減などを推進する。また、地元推進のエコツーリズムやボランティア活動などへの参画やグループの事業所と連携した環境保全活動の推進と環境認証取得、自然共生サイトなどの環境認証取得に向けた活動を展開する。
取り組み推進にあたっては、地域や自治体、関係行政機関、企業、学校、有識者らと連携する。なお、取り組みの成果については、専用サイトで随時公開する。
今回設定した「西武の森」は以下の通り。
- 北海道:標津・鶴居・深川・真駒内・森町
- 宮城県:栗駒高原
- 新潟県:小千谷
- 群馬県:長野原
- 埼玉県:飯能・芦ヶ久保
- 神奈川県:葉山・箱根・湯河原
- 滋賀県:愛荘・永源寺・マキノ白谷
- 九州:南郷・鹿屋
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/9ae1c728-ff7e-4bf8-a4d4-fbd141dafb25