YKK(東京都千代田区)は1月9日、同社の「2050年度までにサプライチェーン全体で温室効果ガス(GHG)の排出量実質ゼロを達成する」という長期目標が、2024年12月2日に国際的イニシアチブSBTi(Science Based Targets initiative)より、「テキスタイル・アパレル・フットウェア・ラグジュアリーグッズセクター」においてネットゼロ目標の認定を取得したと発表した。
「短期目標」は2021年3月に認定取得
同社は2021年3月に、2030年度までにGHG排出量をScope1および2で50.4%削減、Scope3で30%削減(ともに2018年度比)という短期目標についてSBTiの認定を取得した。
今回、2050年度までにGHG排出量をScope1および2において90%削減、Scope3において90%削減(ともに2018年度比)という長期目標についてもSBTiの認定を取得したこととなる。ネットゼロ目標における残りの10%以内の排出量については、炭素吸収や除去によりゼロとする必要があるとしている。
ビジョン実現に向け深化
今回の認定取得を受け、同社の執行役員環境安全管理部長前田 稔氏は、「YKK精神である『善の巡環』という理念が具現化した結果であり、気候変動対策への強いコミットメントの証」とコメント。「YKKサステナビリティビジョン2050」の実現に向けた取り組みを加速し、深化させていく考え。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/6108f76d-05ea-4a97-8a03-8322d5aa0865