東京ガスと東京都、カーボンニュートラル実現に向け連携協定を締結

東京ガス(東京都港区)と東京都は5月26日、「カーボンニュートラルの実現に向けた取組の加速に関する協定書」を締結した。両者は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、エネルギーの安定供給や再生可能エネルギーの拡大、グリーン水素の活用促進などにおいて、相互に連携・協力して取り組む。

グリーン水素利活用やバイオ・合成燃料の普及などで連携

協定に盛り込まれた具体的な連携項目は以下の通り。

  • エネルギー需給の安定化に向けた対応
  • 再生可能エネルギーの利用拡大
  • グリーン水素の利活用
  • バイオ燃料及び合成燃料の普及
  • その他、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みに関すること

協定締結の様子(出所:東京ガス)

協定締結の様子(出所:東京ガス)

自治体との連携を進める東京ガス

東京ガスは中期経営計画で「エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立」を主要戦略と位置付け、企業や埼玉県三郷市(2025年3月26日掲載)、神奈川県相模原市(2025年2月25日掲載)、三鷹市(2024年12月13日掲載)をはじめとする自治体と連携し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを推進している。

東京都、「2050東京戦略~東京 もっとよくなる~」を3月に策定

東京都は、2050年代に目指す東京の姿「ビジョン」を実現するため、2035年に向けて取り組む政策を取りまとめた都政の新たな羅針盤として「2050東京戦略~東京 もっとよくなる~」を2025年3月に策定。脱炭素社会の実現を掲げ、世界的なネットゼロへの貢献を目指している。

具体的には、水素ステーションの拡充、燃料電池商用車の導入新目標(2035年までに約1万台導入)、グリーン水素実装のための補助金、合成燃料のモビリティ提供などへの支援策などを発表し、脱炭素に向けた施策を強化している。

東京ガスとは5月7日に、東京都と共同で、再エネ由来のグリーン水素と下水汚泥由来のCO2を活用して都市ガスの主成分である「e-methane(e-メタン)」を製造する実証を実施すると発表している。

今回のカーボンニュートラルの実現に向けた協定は、両者の取り組みをさらに加速する見通しだ。小池百合子東京都知事は、「今回の協定をベースに連携・協力を深化させ、様々な分野での取組を加速さてし、共に世界のモデルとなる『脱炭素都市』の実現を目指したい」とコメントしている。

【参考】
東京都―東京ガス株式会社とのカーボンニュートラルの実現に向けた取組の加速に関する連携協定を締結

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/29915ad9-4b75-4957-b99a-04bea18d37f8

最新情報

最新情報
関連用語
関連動画
  1. 米国エネルギー省(DOE)、18億ドルのDAC資金の申請手続きを開始

  2. 「林業×金融」で伐採跡地の造林再生を加速、住友林業と三井住友信託銀

  3. シンガポール、電力部門の炭素回収・貯留研究に助成金を提供

  4. カーボンダイレクト、VCMにおける炭素除去の拡大の緊急の必要性を強調

  5. クボタ、CO2固体吸着剤・排ガス触媒実用化へ 東大と連携

  6. テラセット、11の組織から5,000トンの炭素除去を購入

  7. ガーナにおける高品質な再植林からのカーボンクレジット発行

  8. 東京都、2035年までにGHG排出量を60%以上削減へ 新目標公表

  9. 排出超大国インドがJCMパートナー国に プロジェクト実施でイベント開催

  10. サステナクラフトとSDGインパクトジャパン、自然由来の質の高いカーボンクレジット対象の投資ファンド「Nature Commitment Fund」設立

  11. SOMPOとシュナイダーエレクトリック、企業の気候変動対策支援で協業

  12. 三井住友信託銀行とSustech、戦略的カーボンニュートラルパートナーシップ締結

  1. コンプライアンス市場 (Compliance Carbon Market)|用語集・意味

  2. ベースライン (Baseline)|用語集・意味

  3. 大阪ガス脱炭素社会の実現へ 研究拠点を大阪に開設 二酸化炭素の年間排出量1000万トン削減目標

  4. 来月、閉鎖されるENEOSの和歌山製油所の跡地が、脱炭素社会のモデル地区として再整備されることになりました。

  5. カーボンフットプリントとは|用語集・意味

  6. 炭素隔離 (Carbon Sequestration)|用語集・意味

  7. 脱炭素に向けて、二酸化炭素の排出量を売買できる「カーボン・クレジット市場」が11日、開設されました。

  8. 【政府】2040年に向け脱炭素化など国家戦略策定へ

  9. REDD+(Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation)|用語集・意味

  10. クリーン開発メカニズム (Clean Development Mechanism, CDM)|用語集・意味

  11. 再生可能エネルギー証書(REC)とは|用語集・意味

  12. キャップ・アンド・トレード (Cap-and-Trade)|用語集・意味

  1. 炭素回収・貯留 (Carbon Capture and Storage, CCS)|用語集・意味

  2. 森林再生 (Afforestation/Reforestation, A/R)|用語集・意味

  3. 生物炭 (Biochar)|用語集・意味

  4. CCUSとは(Carbon Capture Utilization and Storage)二酸化炭素回収・利用・貯留|用語集・意味

  5. 再生可能エネルギーとは|用語集・意味

  6. 来月、閉鎖されるENEOSの和歌山製油所の跡地が、脱炭素社会のモデル地区として再整備されることになりました。

  7. カーボンフットプリント (Carbon Footprint)|用語集・意味

  8. 脱炭素への取り組みを評価する世界基準となる「ACT」=低炭素移行評価の導入を支援する企業が、福岡市に設立されました。

  9. ベースライン (Baseline)|用語集・意味

  10. 脱炭素社会で「カーボンクレジット」が注目されています。

  11. カーボンクレジット (Carbon Credit)|用語集・意味

  12. 地球温暖化防止 (Climate Mitigation)|用語集・意味