株式会社アルヌール、山川町漁業協同組合、農林中央金庫は、カギケノリを利用した牛のゲップ由来メタン削減を目指す「Kaginowa」プロジェクトにおいて連携することに基本合意しました。カギケノリの養殖と安定供給技術の確立は、畜産業の持続可能性にとって重要なアプローチの一つであり、これを支えるために様々なプレイヤーの参画が求められます。
日本国内における家畜からのメタン排出は大きな課題であり、特に牛のゲップによる排出が大きいことから、これを抑制することは急務とされています。オーストラリアでは、カギケノリを飼料に混ぜることで牛のゲップによるメタンガスを大幅に削減できることが確認されており、同様の効果が日本国内でも期待されています。
今回の連携により、アルヌールと山川町漁協は技術開発を進め、農林中金はサステナビリティ知見やカーボンクレジットに関する助言提供を行います。これにより、畜産業の温室効果ガス排出削減のみならず、水産業における新たなビジネスチャンスの創出や、地域産業の振興にも貢献することが期待されます。
「Kaginowa」プロジェクトは、気候変動対策への貢献と地域産業のサステナビリティ向上を目指し、今後もさまざまな取り組みを展開していく予定です。
【引用】
パス株式会社、PR TIMES. Kaginowa(カギノワ)にかかる連携開始について