アスエネとSBI、カーボンクレジット排出権取引所を子会社化

アスエネ(東京都港区)は3月13日、SBIホールディングス(同)と共同設立したカーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX(カーボンイーエックス)」(同・港区)を子会社化すると発表した。

調達資金は取引所の機能拡大や新規事業開発などに充当

両社は今回、3億円を追加投資する第三者割当増資を実施。これにより、アスエネはCarbon EXの株式の51%を取得した。

Carbon EXはサービス開始から1年半で1500社以上の登録企業を獲得するなど、急速に成長を遂げてきた。今回調達した資金は、同取引所の機能拡大に加え、新規事業の開発や採用活動の強化に活用し、事業のさらなる拡大を図る。

今後はアスエネの子会社となることで、脱炭素経営支援サービス「アスエネ」との連携強化や脱炭素のワンストップソリューションを提供できる体制の確立が期待される。

スポーツイベントでカーボンオフセット、国内初プロラグビーの試合で

また、アスエネとCarbon EXは同日、Fan Circle(同・渋谷区)と連携し、プロラグビーリーグ初カーボンオフセット付きチケットの導入支援を行ったことを明かした。

対象となったのは、静岡県磐田市をホームとする「静岡ブルーレヴズ」で、同チーム主催2試合のCO2排出量を相殺し、カーボンオフセット付きチケットを国内初販売するという。

実施に向けては、アスエネが試合運営に関するCO2排出量を算出した。その結果、約9割が観客の移動によるもので、避けられないものであった。そこで、削減が困難な分についてJ-クレジットを活用しオフセットすることとした。2試合で発生が予想される排出量は計33トン。

Carbon EXは、J-クレジットの選定と調達、オフセット設計およびチケット販売に向けたコンサルティングを担った。J-クレジットには、静岡県島田市に本社を置く新東海製紙が創出した再エネバイオマス由来のクレジットが活用された。

チケットの販売価格は、通常チケット価格プラス100円。加算分が試合運営にかかるCO2排出量のオフセットに充てられる。対象試合は4月27日(エコパスタジアム)、5月3日(ヤマハスタジアム)。チケットは静岡ブルーレヴズ公式サイトで購入できる。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/9ddf50d2-d5e1-4ae8-a6c1-a9429038ff8a

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