ハウス⾷品グループ本社(東京都千代田区)は3月25日、福岡工場においてエネルギー由来のCO2排出量実質ゼロ化を達成したと発表した。
また、同工場の事業活動によるGHG(スコープ1・スコープ2)が適切にオフセットされていることに対し、独立第三者機関であるソコテック・サーティフィケーション・ジャパン(ソコテック/東京都千代田区)の第三者保証を1月30日に受けたことも公表した。
創エネ・省エネ・J-クレジット導入などへの積極的な取り組み
同工場は、エネルギー由来のCO2排出量オフセットを達成するため、スコープ1・2についてそれぞれ以下のように取り組んでいる。
スコープ1(自社による直接排出)削減に資する取り組み
- 発電施設「ガスコージェネレーションシステム」の設置(2020年8月より)
- 電気と熱(蒸気、温水)を福岡工場の生産活動でエネルギーとして使用することで、省エネルギー化を実現。CO2排出量は年間1.3%削減(導入前の2019年度比)。
福岡工場に設置されたガスコージェネレーションシステム外観(出所:ハウス食品本社)
- ハウス食品グループ初のJ‐クレジット導入(2024年12月より): 温室効果ガス(GHG)の排出削減または吸収量の増加につながる事業を実施している企業・団体が創出したJ-クレジットを購入。同工場の燃料として使用しているガスによるCO2排出量の全量をカーボン・オフセットした。
スコープ2(他社から供給された電気などを自社で使用することに伴う間接排出)削減に資する取り組み
- 太陽光発電パネルの設置(2023年4月より) 同工場敷地内に太陽光発電パネルを540枚設置し、工場で使用する電力のうち5%を、この設備により発電した電力で賄っている。
福岡工場に設置された太陽光発電パネル(出所:ハウス食品本社)
- CO2フリー電力の全面導入(2024年12月より): 同工場で使用する電力については、2022年より部分的にCO2フリー電力を購入していましたが、2024年12月より全量購入に切り替えた。これにより、CO2排出量を2023年度比で20%削減する見込みとなる。
「うまかっちゃん」45周年の福岡工場、 確実なカーボンオフセットを継続
これらの取り組みは、「ハウス食品グループ長期環境戦略2050」の重要課題の一つ「気候変動への対応」の新たな取り組みとして実施されるもの。同社製品「うまかっちゃん」の発売45周年に合わせ、同製品を全量製造している福岡工場から排出されるGHGをオフセットし、実質ゼロ化を目指すことを決定している。
また、GHGのオフセットについて、外部から検証を受け確実な達成を目指すことととし、同工場では引き続きGHG排出量実質ゼロ化の状態を維持するため、ソコテックによる監査を毎年実施し、状況を確認していく予定だという。
同社は、こうした取り組みのほか、環境負荷の低い製法技術の確立に向けた研究や、生産設備の更新・改良による廃棄物の発生抑制、製造工程で発生する⾷品廃棄物の一部を再生可能エネルギーとして活用する廃棄物の再資源化などにも取り組んでいる。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/55502666-2d9c-42a9-8db9-f106b93e67e5