恵那電力、カーボンオフセット「栗きんとん」開発 4万個で1tのCO2相殺

新電力の恵那電力(岐阜県恵那市)は12月1日、J-クレジット制度を活用した「カーボンオフセット栗きんとん」を開発したと発表した。製造過程で排出されるCO2を恵那電力由来の環境価値でカーボンオフセット(相殺)する。

恵那市保有の環境価値を地元の特産品に活用

恵那電力では、恵那市内10カ所に設置した太陽光発電設備由来の環境価値(非化石証書)を同市に提供。これを市内事業者が販売する商品に付与することで、カーボンオフセット商品として販売するプロジェクトを支援している。

今回、地元菓子店の良平堂が取り組みに賛同したことで、「カーボンオフセット栗きんとん」が商品化された。同商品開発では、4万個を生産する過程で1tのCO2が相殺されるという。

商品は2026年2月頃まで良平堂店舗やウェブサイトで販売するほか、同市のふるさと納税返礼品として入手できる。

恵那電力は今後も、カーボンオフセット商品開発を継続的に支援し、さらなる商品開発を行っていく方針だ。

恵那市カーボンオフセット商品第1弾の日本酒「女城主」(出所:恵那市)

恵那市カーボンオフセット商品第1弾の日本酒「女城主」(出所:恵那市)

恵那市、地元域企業と連携し、再エネの地産地消を推進

恵那市は、「ゼロカーボンシティえな」を掲げ、2050年までにCO2排出実質ゼロ実現を目指している。達成に向けては、再エネの導入と地域経済の活性化に注力。環境に配慮した特産品開発もこの一環である。

恵那電力は、岐阜県恵那市、日本ガイシ(愛知県名古屋市)、中部電力ミライズ(同)の3者が共同出資する地域新電力で、2022年4月に事業を開始した。自社保有の太陽光発電設備および電力貯蔵用NAS電池により、FITに頼らない自立した再エネ活用を目指す「恵那モデル」を掲げ、カーボンニュートラルと地方創生の両立に取り組んでいる。

【参考】
恵那市―カーボンオフセット商品をふるさと納税返礼品登録

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/3a032cd2-d9a9-4d6e-bd8e-e734e39ce39f

最新情報

最新情報
関連用語
関連動画
  1. INPEXと中部電力、日本・オーストラリアCCSバリューチェーン実現可能性調査で提携

  2. 東北銀・盛岡信金、環境省と連携協定 東北地方のローカルSDGsを促進

  3. バイエル クロップサイエンスとGreen Carbon、新パートナーシップでカーボンクレジット創出へ

  4. 英国排出量取引制度の拡大と強化

  5. ベトナム、炭素市場開発計画を承認

  6. 環境省、日本・モルドバの二国間クレジット普及拡大へ セミナー実施など

  7. 東洋製罐、静岡工場でオンサイトPPA導入 CO2を年約810t削減

  8. 脱炭素な暮らしに向けた課題・ボトルネックを解消へ 7件の「仕かけ」を支援

  9. KLIMAT X、ユカタン州のマングローブ復元プロジェクトでImperative Global Projectsとの共同事業契約を発表

  10. エナリス、MRV支援システム運用へ 太陽光によるJ-クレジット創出を支援

  11. オーステッド、デンマーク最後の石炭火力発電所を閉鎖し、再生可能エネルギーへ移行加速

  12. パソナら3社、農業IoTセンサーで水田メタン削減 J-クレジット創出へ

  1. 【気候変動と脱炭素ビジネス②】日本の課題はトヨタと原子力発電所

  2. 【脱炭素】ディズニーも施策を加速中

  3. 森林再生 (Afforestation/Reforestation, A/R)|用語集・意味

  4. 再生可能エネルギー証書(REC)とは|用語集・意味

  5. 天然ガスを原料に1日1.7トンの水素を製造可能 カーボンニュートラル実現に向けて製造プラントが完成

  6. 土地利用変化とは|用語集・意味

  7. 削減プロジェクト (Reduction Project)|用語集・意味

  8. 温室効果ガスとは|用語集・意味

  9. 財務省は14日、脱炭素社会への移行を目的とした新たな国債「GX経済移行債」の入札を実施しました。政府による「移行債」の発行は世界で初めてです。

  10. カーボンオフセット (Carbon Offset)|用語集・意味

  11. 【財務省】新国債「GX経済移行債」の入札実施 世界初の政府による「移行債」

  12. カーボンファイナンス (Carbon Finance)|用語集・意味

  1. グリーントランスフォーメーション(GX)とは|用語集・意味

  2. 脱炭素に向けて、二酸化炭素の排出量を売買できる「カーボン・クレジット市場」が11日、開設されました。

  3. 脱炭素への取り組みを評価する世界基準となる「ACT」=低炭素移行評価の導入を支援する企業が、福岡市に設立されました。

  4. カーボンファーミングとは|用語集・意味

  5. 排出権取引 (Emissions Trading)|用語集・意味

  6. 植林とは|用語集・意味

  7. 排出削減単位 (Emission Reduction Unit, ERU)|用語集・意味

  8. 【FAEGER】未来の農業に挑む!脱炭素農業とカーボンクレジットの可能性!

  9. 再生可能エネルギー証書(REC)とは|用語集・意味

  10. 直接空気回収技術(DAC)とは|用語集・意味

  11. 国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)とは|用語集・意味

  12. 土地利用変化とは|用語集・意味