東京ガス(東京都港区)は4月28日、ゼロカーボンシティ実現を目指す東京都荒川区と、包括連携協定を締結した。今後は公共施設への再エネ供給などを行う予定だ。
ゼロカーボンシティ実現に向け取り組みを一括で支援
同協定に基づき、東京ガスは、ゼロカーボンシティ実現に向けた取り組みのトータルコーディネートを実施する。このほか、以下の取り組みで連携していく。
- 個人および事業者への太陽光発電設備などの普及
- 低炭素エネルギーの調達や公共施設への供給
- 地域のレジリエンス強化
- 環境エネルギー教育などを通じた啓発活動 など
荒川区は今後も、事業者らとの連携を通じて、区が進める環境政策のブラッシュアップを図る。
同日、東京電力PGとも連携を締結
荒川区は2021年6月に、ゼロカーボンシティを宣言。2030年度の中間目標や区民が日常生活で取り組める温暖化対策を定めた「アクションプラン」を策定したほか、区民・事業者・行政の責務や基本方針を定めた「荒川区地球温暖化対策推進条例」を制定している。
なお、荒川区は同日、東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)とも、ゼロカーボンシティ実現に向けた連携協定を締結した。東京電力PGとの協定では、再エネの地産地消や脱炭素に向けたエネルギー転換、地域の防災機能強化などの連携事項が盛り込まれた。

締結式の様子(出所:荒川区)
【参考】
・荒川区―荒川区および東京ガス株式会社のゼロカーボンシティ実現に向けた包括連携協定の締結について
・荒川区―ゼロカーボンシティの実現に向けた共創推進に関する連携協定の締結について
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/124e4a44-c5de-4b9e-b0c4-0e973710ba6a