コトブキシーティング(東京都千代田区)、日本GXグループ(同・中央区)、阪神電気鉄道(大阪府大阪市)、阪神タイガース(兵庫県西宮市)は6月16日、J-クレジット制度を活用し、阪神甲子園球場で開催される阪神タイガース主催の合計9試合で排出される約200tのCO2をオフセットすると発表した。空調機の運転によりCO2排出量が増える7月の試合のうち9試合を「カーボン・オフセット試合」と設定した。
空調機の運転負荷の高い7月の9試合が対象
対象となる試合は、 2025年7月1日〜3日の対読売ジャイアンツ戦、同月11日〜13日の対東京ヤクルトスワローズ戦、同月15日〜17日の対中日ドラゴンズ戦の計9試合。この取り組みは、阪急阪神ホールディングスグループ(大阪府大阪市)が掲げる施策の一つ「KOSHIEN『eco』Challenge」の一環。阪神甲子園球場と阪神タイガースが主体となり、コトブキシーティングと日本GXグループの賛同・支援を受け実施する。

(出所:阪神電気鉄道)
野球ファンと共に脱炭素 環境意識醸成を促す
阪神甲子園球場は2025年度から、電気使用における実質再エネ100%を実現しているが、試合日にはガス・水道の消費や廃棄物の処理に伴うCO2が排出される。「カーボン・オフセット試合」を通じて、来場客と共に脱炭素やごみの削減に取り組んでいく。
開催期間中は、阪神電車の全線(本線・阪神なんば線・武庫川線・神戸高速線)の各駅の自動構内放送や、試合中の球場ビジョンでの脱炭素化などのPRを行うことで、野球ファンに向けて地球温暖化防止などの環境問題への関心を啓発する。
なお、甲子園球場にてCO2をオフセットする取り組みは今年で5回目の開催。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/7ccb6ba2-2775-47e8-a1a1-e06a3fa15361