北陸電力(富山県富山市)は1月17日、INPEX(東京都港区)と、エネルギーシステムの低炭素化および高度化に関する包括連携協定を締結したと発表した。今後は次世代燃料や再エネ導入拡大などの分野で連携していく。
CCSや水素・燃料アンモニア利活用の方法などを共同検討
今回の協定は、両社が持つエネルギーソリューションの知見などを相互に有効活用し、エネルギーシステムの低炭素化および高度化を図り、カーボンニュートラル社会の実現を目指すため、両社が連携して包括的な検討を行うことを目的としたもの。
具体的には、CCSや水素・燃料アンモニアなどの次世代燃料や再エネの導入推進、先進技術による需要家向けエネルギーサービスや高付加価値エネルギーシステムの導入を図るほか、サプライチェーンを含む連携のあり方やエネルギーインフラのレジリエンス向上、地域の活性化に関する検討も進める。
北陸電力グループは、2024年4月に新アクションプランを策定した。この中では、電力の安定供給を前提に、電源の脱炭素化や再エネの大量導入に向けた送配電網の次世代化、新たな脱炭素化サービスの展開などに注力し、2050年のカーボンニュートラル達成を目指すことを目標に掲げている。
INPEXは、国産ガス生産や天然ガスの販売・供給のほか、現在はCCSや再エネなどの低炭素化に向けた取組みを推進している。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/4cdf1ed9-ac02-41ed-9157-027d7716ee72