ミサワホーム(東京都新宿区)は5月13日、J-クレジット創出事業「ミサワ グリーンウェーブ」の新規受付を開始したと発表した。クレジット創出は、バイウィル(同・中央区)が支援する。
2014年に休止したCO2削減PJを再開
ミサワホームは、CO2排出削減を目的としたプロジェクト「ECOになる家の会」を運営していたが、2014年4月以降新規受付を一時休止していた。
「ミサワ グリーンウェーブ」はこれを刷新したもので、全国のミサワホームオーナーの各家庭に設置した太陽光発電設備によるCO2排出削減量が、J-クレジットとして認められる仕組みとなっている。
ミサワホームは運営を担い、全参加者のCO2排出削減量をIoTサービス「LinkGates(HEMS)」を通じて集計し、J-クレジット制度事務局への申請などを行う。バイウィルは運営管理業務を受託・代行する。創出したクレジットは、南極における地域環境観測活動の支援をはじめ、当社保有森林での整備・植樹活動、太陽光パネル廃材の再利用などの新技術開発への投資などに充てられる。
今後は、創出事業の認知拡大と会員数の増加を図り、2030年度までに累計1万7000トン相当のクレジット創出を目指す。

クレジット創出のスキーム(出所:ミサワホーム)
累計3万トン相当のクレジット認証を取得
「ECOになる家の会」は2009年に始まった事業で、一般家庭の太陽光発電によるCO2排出削減効果を活用する取り組みは、日本では初の仕組みだという。これまでに累計約3万トンのクレジット認証を取得している。2014年4月に受付を休止したが、2025年1月7日に開催されたJ-クレジット制度認証委員会にて、同社申請のプロジェクトが承認されたことを受け、新たな取り組みとして始動する。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/b043a253-246b-4d15-877d-2a0ac9ab2fc9