大阪府、カーボンニュートラル技術の実装化を支援する拠点開設 全国初

大阪府は8月1日、全国初のカーボンニュートラル(CN)技術の実装化支援を行う拠点機能「CNビジネスベース」を開設する。CN技術を有する企業や、CN技術の製品化・用途開発を行う企業、これらの技術の実装先となる企業を対象に支援するもので、セミナーやビジネスマッチングなどを開催するほか、ビジネス化に関する相談なども受け付ける。

キックオフセミナーを7月30日に開催

開設に伴い「CNビジネスベース」キックオフセミナーを7月30日に開催する。CN技術を活用したビジネス展開に関心のある企業に向けた内容で、CN技術をビジネスにどのようにつなげていくのかを、参加者と共に考える場として提供するという。

リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏(旭化成名誉フェロー/技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター理事長)の講演のほか、大阪に本社を有する企業による技術開発やオープンイノベーション事例の紹介などショートセッションが行われる。

ショートセッション参加企業は、東洋紡、住友電気工業、タイガー魔法瓶、マイクロ波化学など。

開催日時は、2025年7月30日、14時30分~18時。定員は会場100名・オンライン100名。セミナーへの参加費は無料。事前申込制で、7月28日(17時)まで受け付ける。

セミナー告知(出所:CNビジネスベース公式サイト)

セミナー告知(出所:CNビジネスベース公式サイト)

大阪府は、CN​技術について、新たな技術などによる事業化支援を行い社会実装や製品化を推進することで、CNの先進都市を目指している。

【参考】
大阪府-カーボンニュートラル(CN)ビジネスベースの開設とともに、キックオフセミナーを開催します!

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/50c9d3a9-6f26-4fed-999e-b0bf69ba3d47

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