約53MWバイオマス発電が運転開始 年14万tCO2減 東北電力など出資

東北電力(宮城県仙台市)は11月5日、「鳥海南(ちょうかいみなみ)バイオマス発電所」(山形県遊佐町)が、同月2日に商業運転を開始したと発表した。同社初の専焼バイオマス発電事業で、出力規模は52,900kW、木質ペレットおよびパーム椰子殻(PKS)を燃料とする。年間発電量は約3.3億kWh/年、CO2削減量は約14万トン/年を見込む。

東北電力が初出資する専焼バイオマス発電事業

同発電所は、日本海に面した海沿いに立地。東北電力が出資する事業会社である鳥海南バイオマスパワーが遊佐町(ゆざまち)が、鳥海南工業団地内において建設を進めてきた。

鳥海南バイオマスパワーはオリンピア(東京都中央区)が2016年8月に設立し、2021年4月に東北電力が出資参画した。出資比率は、東北電力75%、オリンピア15%、静岡ガス&パワー(静岡県富士市)10%となっている。

東北電力は、今後も共同出資者と連携し同発電所の安定的な運転・管理を通じ、東北6県および新潟県において再生可能エネルギーを最大活用していく考えだ。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/262823e6-6082-40df-b434-1df54fbcc701

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