兼松株式会社とGreen Carbon株式会社は、水田でのメタンガス発生抑制を通じてカーボンクレジットの創出と、環境配慮米の普及を目指し、連携協定を締結しました。この取り組みは、日本全体のメタン排出量の約40%を占める水田からのメタン削減を目的としています。具体的には、田んぼの中干し期間を延長することでメタン発生を約30%削減する方法が取り入れられます。この方法は、J-クレジット制度にも認定されており、農家との協力のもと、持続可能な米作りとカーボンクレジットの生成を進めています。
また、兼松はこの環境配慮米とカーボンクレジットをセットで提供し、食料サプライチェーンの脱炭素化に貢献することを計画しています。この協力体制により、日本およびベトナム市場での環境配慮米の流通を強化し、農業の持続可能な発展を促進します。この戦略は、兼松の中期経営計画「integration 1.0」においても重要な施策の一つと位置付けられており、農業・食品サプライチェーン全体の環境負荷の低減に寄与することを目指しています。
【引用】
兼松、リリース. 兼松、地球温暖化の解決へ向けて「水田メタン」発生の抑制と、 環境配慮米の普及を目指し、Green Carbon株式会社と連携協定書を締結