ジョイフル本田、太陽光設置11店舗が本格稼働 CO2年間3800t減

アイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)は5月13日、ジョイフル本田(茨城県土浦市)運営の11店舗における太陽光発電・蓄電池の設置が完了し、本格稼働を開始したと明かした。総発電量は約10GWhで、太陽光パネル設置施設全体の約25%の電力を賄う。

CO2排出量を年間約3800トン削減

ジョイフル本田は2022年からアイ・グリッドの支援の下、GXを推進している。今回の太陽光導入もこの一環で、PPAモデルによる太陽光発電の導入を段階的に進めているという。

設置したうち10店舗には蓄電池を併設し、発電量が多い時間帯に電力を貯め、電力使用量が多い時間や夜間時に放電調整を行う。これにより、長期にわたる停電発生時なども近隣への商品供給が継続できる。また太陽光発電が行えない時間帯は、アイ・グリッドが提供するグリーン電力証書を活用し、再エネ利用をオフセットする。

導入店舗の概要

荒川沖店(茨城県土浦市)、古河店(茨城県古河市)、幸手店(埼玉県幸手市)、市原店(千葉県市原市)、君津店(千葉県君津市)、千葉店(千葉県千葉市)、富里店(千葉県富里市/太陽光発電設備のみ)、ニューポートひたちなか店(茨城県ひたちなか市)、新田店(群馬県太田市)、瑞穂店(東京都西多摩郡)、ジョイホンパーク吉岡(群馬県北群馬郡)。この取り組みにより、CO2排出量は年間約3800トン削減できる見込みだ。

ジョイフル本田、脱炭素化の中間目標を1年前倒しで達成

ジョイフル本田は、GHG排出量削減目標として、2025年にスコープ1・2を2013年度比で43%削減、2030年に51%削減、2050年までにカーボンニュートラル達成という目標を掲げ、ソーラーカーポート導入などさまざまな取り組みを行っている。2025年度目標についてはすでに1年前倒しで達成(2024年度46.7%削減)している。同社は引き続き、目標達成に向け環境負荷の少ない店舗づくりを進める考えだ。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/70416217-f206-45c2-b3e1-1a33a39cff68

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