損害保険ジャパン(損保ジャパン/東京都新宿区)、SOMPOリスクマネジメント(同)とシュナイダーエレクトリックホールディングス(同・港区)は12月23日、企業における脱炭素社会の推進や気候変動対策の課題解決を包括的に支援するサービスの提供のため協業することを発表した。
3社の強みを相互に活用し、企業の気候変動対策をトータルに支援する体制構築を目指す。
気候変動対策におけるグローバルスタンダードの知見やノウハウを提供
まずは国内外に拠点を展開する日本企業向けに、脱炭素化推進・気候変動対策について世界水準のトレンドやノウハウを紹介するセミナーおよびイベントを展開していく。
セミナーでは、損保ジャパンが持つ日本全国の顧客ネットワークを活用し、再生可能エネルギー市場のトレンドや電力購買契約(PPA)の締結、カーボンフットプリントの見える化などを提案する。シュナイダーエレクトリックは気候変動対策支援について、グローバルで培った知見を提供する。
この協業における各社の具体的な役割は、以下の通り。
シュナイダーエレクトリック
- グローバルに事業展開する日本企業を中心に事業活動の脱炭素化対応のための支援サービスおよびGHG削減策を提供
- 脱炭素化ソリューションの普及促進に向けたグローバル・専門知見の提供
SOMPOリスクマネジメント
- 脱炭素化への長期的な取り組みに向けたロードマップの作成およびその遂行支援サービスの実施
- 建物から排出されるCO2の算定や環境配慮型建物の認証取得などによる建物の資産価値向上に資するサービスの提供
損保ジャパン
- 顧客ネットワークを活用した、顧客企業の脱炭素化推進や気候変動対策における課題やニーズの把握
シュナイダーエレクトリックおよびSOMPOリスクが提供するサービスを統合的に提案することで、企業が取り組む脱炭素化・気候変動分野における様々な課題解決を、多面的な角度からワンストップで支援できる体制を構築していく。
フランスの多国籍企業としてPPA実績20GW以上
シュナイダーエレクトリックは、エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーとして、グローバル規模で企業の気候変動対策を支援してきた実績を持つ。フランスに本拠点を持つ多国籍企業で、全世界で3,300人以上のサステナビリティのエキスパートを抱えているほか、PPA の締結支援は20GW以上の実績。2021年9月からは日本の拠点に専任チームを整備し、サポート体制を強化している。
【引用】
環境ビジネス. https://www.kankyo-business.jp/news/022c1410-800d-455b-a0f5-df7dfd18b2dc