三菱重工グループ、宮崎市のごみ焼却施設を更新 長寿命化とCO2大幅削減

三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC/神奈川県横浜市)は4月9日、2021年に宮崎市から受注した「エコクリーンプラザみやざき」(宮崎県宮崎市)のごみ焼却施設の基幹的設備などについて、改良工事が完了したと発表した。

燃焼設備・燃焼ガス冷却設備・排ガス処理設備などの主要機器を更新し、長期の安定燃焼と安定操業に貢献したほか、CO2削減率31.86%を達成した。

焼却設備などの長寿命化・CO2削減に向けた設備改良工事

今回の改良工事は、稼働開始から15年以上が経過して経年劣化した設備(燃焼・燃焼ガス冷却・排ガス処理・余熱利用・通風・灰出し・電気計装の各設備)を対象に主要機器を更新した。これらの延命工事は、MHIECの独自技術である新たな燃焼制御システムを採用し、これまでよりも低空気比で安定した燃焼を実現する。

また、当初計画では17.25%だったCO2削減率は、31.86%を達成。これは、低空気比に対応した耐久性を向上させる給じん装置およびボイラー水管への更新、脱硝触媒装置の触媒を低温型触媒へ変更することによる余剰蒸気を有効利用した発電量増加、高効率モーターの採用や各機器のインバーター化、プラント設備の適正化など、複合的な要素による効果だとしている。

周辺9自治体の一般廃棄物を受け入れるエコクリーンプラザみやざき

エコクリーンプラザみやざきは、ごみ焼却施設、リサイクル施設、管理型最終処分場などを一体的に整備したごみ処理施設で、市内全域および周辺9自治体の一般廃棄物を受け入れている。

焼却施設は三菱重工により設計・施工され、2005年10月に完成、同年11月から運転を開始した。1基当たりの処理能力が193トン/日のストーカ炉3基(計579トン/日)および関連設備から成り、焼却余熱による発電能力は1万1200kW。

改良工事は廃棄物処理を行いながら、2021年度から2024年度まで4年間の継続事業として実施された。

MHIECの廃棄物焼却施設の設備更新事業

MHIECは、三菱重工グループの技術力を活かしながら、都市ごみ焼却施設や産廃処理施設などの廃棄物処理プラントに特化した事業を展開する。2024年6月には神奈川県横浜市の保土ケ谷工場(仮称)改築事業の受注を発表しており、2031年3月には国内最高水準の高効率発電を備えた新施設が誕生する予定だ。過去には東京23区、広島市の廃棄物処理設備の長寿命・省エネ化の改修工事も実施してきた。

【引用】
環境ビジネス.  https://www.kankyo-business.jp/news/e5086ce8-d391-4af4-89f7-a09c45eaddbb

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